絵本について話したい

元小学校教員、6歳娘・3歳息子の母、専業主婦、絵本と小説が好きです

ノラネコぐんだんデビューに!リズム感の楽しさが詰まった絵本「ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ」レビュー

こんにちは。

元小学校教員で2児の母、河西です。

本ブログでは、子供たちと読んだオススメの絵本や、育児経験や教員としての経験をもとに、教育・育児に役立つかもしれないことについて、ご紹介していきます。

今回、ご紹介するのは絵本「ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ」です。

ノラネコぐんだんは、とても人気の絵本ですよね。

毎回、子供を夢中にさせる工夫がなされています。

 

ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ

 

 

 

タイトル ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ
発行年 初版 2014年
作者 工藤ノリコ
出版社 株式会社 白泉社
本のサイズ 20.6×20.6cm
ページ数 32ページ
対象年齢
(公式なものではなく、私の感覚です)
4,5歳頃~
オススメ度 ★★★★☆

 

あらすじ・内容

おやまのえきに停車しているワンワンちゃんのきしゃぽっぽ。

とうもろこしなど、たくさんの農作物を積んでいます。

それを、植え込みの陰からノラネコぐんだんがそおっと見ていました。

ワンワンちゃんは、荷物を全て積み終えると、出発の時間まで休憩をすることに。

すると、ノラネコぐんだんはワンワンちゃんに内緒できしゃぽっぽに乗り込み、石炭を入れ、勝手にきしゃぽっぽを発車させてしまうのです。

シュシュポポ シュシュポポ ポッポッポー

 

お約束×〇〇

ノラネコぐんだんは大人気のシリーズ絵本です。

本作品を含め、シリーズでは既に9作品出版されています。

シリーズ外の作品やグッズも数多く発売されているのです。

2022年6月4日から「ノラネコぐんだん展」も開催されます

 

▼ノラネコぐんだん展

noranekogundan.com

 

お約束の展開

ノラネコぐんだん人気の理由の一つは、お約束の展開にあるのではないかと思います。

ノラネコぐんだんシリーズを読んだことのある方はご存じかと思いますが、こちらのシリーズのストーリーは全てほぼ同じ展開です。

舞台や内容は違っても、お終いに向かって、同じところに落ち着きます。

これは、人に安心感を与えるものなのだと思います。

アンパンマン」と同じようなものなのでしょう。

「あ、またノラネコぐんだん同じことになってる」と、親子でニヤニヤしながら安心感をもって読める作品になっています。

 

お約束×きしゃぽっぽ

お約束の展開になっているストーリーに、何を組み合わせるかということが、ノラネコぐんだんの面白さだと、私は思います。

同じ展開であっても、この組み合わせによって、毎回楽しく読めるのです。

今回はきしゃぽっぽ。

小さな子供が好きなきしゃぽっぽです。

このきしゃぽっぽの走る音が「シュシュポポ シュシュポポ ポッポッポー」。

リズミカルで、子供と読んでいて何とも楽しいのです。

そして、きしゃぽっぽを勝手に走らせた末に起こるハプニングも、本当に愉快で幸せな気分にさせてくれます。

お約束展開でも飽きずに読めるのは、子供がわくわくできるきしゃぽっぽとの組み合わせによるものなのではないでしょうか。

 

 

お約束展開に、今回はきしゃぽっぽが組み合わされている「ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ」。

私は「ノラネコぐんだんデビュー」には「きしゃぽっぽ」が一番のオススメです。

 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。