ノラネコぐんだんデビューに!リズム感の楽しさが詰まった絵本「ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ」レビュー
こんにちは。
元小学校教員で2児の母、河西です。
本ブログでは、子供たちと読んだオススメの絵本や、育児経験や教員としての経験をもとに、教育・育児に役立つかもしれないことについて、ご紹介していきます。
今回、ご紹介するのは絵本「ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ」です。
ノラネコぐんだんは、とても人気の絵本ですよね。
毎回、子供を夢中にさせる工夫がなされています。
ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ
【NEWS!】
— kodomoe🎊ノラネコぐんだん10周年記念号発売中 (@kodomoe) 2015年3月9日
第8回「この本よかっ!!子どもの絵本大賞in九州 」第1位に、『ノラネコぐんだんきしゃぽっぽ』が選ばれました! 九州の書店員のみなさま、どうもありがとうございます〜!https://t.co/OI8T5tb19p pic.twitter.com/0OTNvNZqYy
タイトル | ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ |
---|---|
発行年 | 初版 2014年 |
作者 | 工藤ノリコ |
出版社 | 株式会社 白泉社 |
本のサイズ | 20.6×20.6cm |
ページ数 | 32ページ |
対象年齢 (公式なものではなく、私の感覚です) |
4,5歳頃~ |
オススメ度 | ★★★★☆ |
あらすじ・内容
おやまのえきに停車しているワンワンちゃんのきしゃぽっぽ。
とうもろこしなど、たくさんの農作物を積んでいます。
それを、植え込みの陰からノラネコぐんだんがそおっと見ていました。
ワンワンちゃんは、荷物を全て積み終えると、出発の時間まで休憩をすることに。
すると、ノラネコぐんだんはワンワンちゃんに内緒できしゃぽっぽに乗り込み、石炭を入れ、勝手にきしゃぽっぽを発車させてしまうのです。
シュシュポポ シュシュポポ ポッポッポー
お約束×〇〇
ノラネコぐんだんは大人気のシリーズ絵本です。
本作品を含め、シリーズでは既に9作品出版されています。
シリーズ外の作品やグッズも数多く発売されているのです。
2022年6月4日から「ノラネコぐんだん展」も開催されます
▼ノラネコぐんだん展
お約束の展開
ノラネコぐんだん人気の理由の一つは、お約束の展開にあるのではないかと思います。
ノラネコぐんだんシリーズを読んだことのある方はご存じかと思いますが、こちらのシリーズのストーリーは全てほぼ同じ展開です。
舞台や内容は違っても、お終いに向かって、同じところに落ち着きます。
これは、人に安心感を与えるものなのだと思います。
「アンパンマン」と同じようなものなのでしょう。
「あ、またノラネコぐんだん同じことになってる」と、親子でニヤニヤしながら安心感をもって読める作品になっています。
お約束×きしゃぽっぽ
お約束の展開になっているストーリーに、何を組み合わせるかということが、ノラネコぐんだんの面白さだと、私は思います。
同じ展開であっても、この組み合わせによって、毎回楽しく読めるのです。
今回はきしゃぽっぽ。
小さな子供が好きなきしゃぽっぽです。
このきしゃぽっぽの走る音が「シュシュポポ シュシュポポ ポッポッポー」。
リズミカルで、子供と読んでいて何とも楽しいのです。
そして、きしゃぽっぽを勝手に走らせた末に起こるハプニングも、本当に愉快で幸せな気分にさせてくれます。
お約束展開でも飽きずに読めるのは、子供がわくわくできるきしゃぽっぽとの組み合わせによるものなのではないでしょうか。
お約束展開に、今回はきしゃぽっぽが組み合わされている「ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ」。
私は「ノラネコぐんだんデビュー」には「きしゃぽっぽ」が一番のオススメです。